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昭和29年発売 当時定価8300円 (昭和30年に6800円に値下げ)
リコーフレックスZはYの機体に透視ファインダーが付いたものですが、バリエーションが多く外観のみでも数種類あります。細かい差異も多くありますが大きい差異のみで、ご紹介いたします。なお、まだ未入手の物もありますので所有機体のみご紹介でご了承下さい。
初期型の特徴はネームプレートの文字が角ばっている事、レンズ枠の刻印がYと同様である事です。 |
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ネームプレートの文字がこれ以降の型と同様に丸みを帯びた物になりました。
その他は初期型@と同じです。 |
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左側が初期型Aで273085C、右側が初期型@で259781Cです。
角ばったネームプレートが極初期型のようです。ちなみにセイコー付きの初期型も245047Cでネームプレートが角ばっています。 |
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@ ネームプレートの文字が初期型Aと同じです。
A 歯車式レンズ枠の表示が変わりました。f=80mmから8cm。
B フィルム巻取りノブの取り付け部がカシメられて固定されています。(V〜ここまで) |
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@ シャッター速度目盛り環の50が赤文字の物もあります。後期型は全てこの目盛り環です。
A フィルム巻取りノブの取り付け部がネジ止め式になり、別売のオートストップを取り付けられるようになってます。
B オートストップを取り付けた様子です。写真の機体は初めて入手したものでこの機体が不完全だったので部品交換をして仕上げました。全てこの機体から始まりました。アルバムの写真で昨年分は全てこれで撮影しました。とても大切な一台です。 |
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@ シンクロターミナルがドイツ式になりました。
A 透視ファインダー部の縁が黒色塗装になりました。
B ピントルーペの所に指が掛けやすいように切込みが入りました。
C 中枠の形状が変更になりました(左側)。右はV〜Z前期型まで同一形状です。 |
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歯車レンズ枠のデザインが変わりました。
その他は後期型@と同じです。 |
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アクセサリーシューが追加されました。
その他は同じです。 |
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前記の詳細画像です。
シャッター速度目盛り環に溝が入り、その中に各速度が表示されている形式がZの最終型と資料にありました。 |
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後期型Aの機体の速度リングが溝付きになっています。写真では見にくいですが50は赤文字です。
後期型A−1の機体の速度リングが同じく溝付きになっている物もありますが未入手です。溝付きリングの他は変化ありません。 |
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@ 透視ファインダーは三脚に固定して使用する際に素早く構図を決めるための物です。
A 裏の穴にルーペを通して両目を開けて覗き、目の錯覚を利用して切り込みの枠と風景をダブらせて構図を決めます。
B 内側の長方形は35mmフィルムを使用する時の枠です。(リコーキンという専用の中枠が 必要)
C ピントグラスにも線が書かれています。Yから使用されていますがYの方が線が薄いのでこちらでご紹介いたしました。
D ピントルーペの取り付け位置が中央寄りになりました。
E 分解した際の写真です。部品構成が少なく修理も容易です。 |
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