リコーフレックス ダイヤ

リコーフレックス ダイヤ
昭和30年発売。当時定価9800円
シャッターはシチズンMXV。B 1 1/2 1/5 1/10 1/25 1/50 1/100 1/200 1/400 絞りはf3.5〜f16。M接点とX接点の切り替えができます。ドイツ式シンクロソケットが付いておりますのでストロボで撮影が出来ます。アクセサリーシューはホットシューではありません。

ボディーはダイキャスト製、外付けオートストップ(Zでご紹介した物と同じ形式)。
ピント合わせはシーソーのようなデュオレバーを動かします。
裏蓋がL型になりロックもより確実に出来るようになっております。

従来のリコーフレックスとは違う高級仕様になっており、実際使いやすいです。

リコーフレックスダイヤの外観上の特徴
@裏蓋のロックを外した所。
A裏蓋を開けた所。内部反射に充分考慮されております。なお、底の方にある赤いしるしにフィルムのスタートマークを合わせます。
Bフィルム圧板。黒色塗装してありません。
Cファインダーの様子。ピント合わせをし易いようになっています。ピントグラスの上にライトスクリーンという物を取り付けています。なお、ピントグラスも従来型より大きくなっております。
D透視ファインダーの様子。Zと違い片目で構図を決められます。
E正面から押し込んで透視ファインダーを使えるようにした状態。写真Dの右下の戻しボタンを押すと元に戻ります。

リコーフレックス ダイヤ 本体の分解
@前面板やピント調節部はシャッターを取り外すと順番に分解できます。ファインダーフードや裏蓋は通常通りに分解出来ます。
A見えにくいですがシャッターを固定しているリングを回していくとシャッターが外れます。

ビュワーレンズ部は汚れてなかったので分解を省略してレンズ清掃のみにしました。

本体組み立ての様子
@から順番に組み立てています。

ピント調節部のヘリコイドは距離目盛り15と30の中間にレバーの指針を合わせてBのようにネジ止めするように調整するとピントが合います。写真では∞に合わせて組み立てたので後でやり直しました。

シャッターの分解
@、A絞り羽根が外れて動作不良でしたので組み直しをしました。
Bシャッターの構成。
Cシャッターの様子。

シャッターの組み立て
@シャッター羽根の取り付け。
A、B、Cと組み立てます。今までのシャッターと手順は同じです。

シャッター組み立ての際にシンクロの配線取り付け用のネジを飛ばして紛失してしまいまして昼間専用のカメラになってしまいました。 

シンクロ配線取り付け部とオートストップの様子
@取り付け部の小さなネジを外すと配線が外れます。絶縁用の小さなパッキンも挟まっています。このネジを組み立て時に紛失してしまいました。
Aオートストップの様子です。Zの物とは違い、ノブを引っ張り出すことが出来ません。



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